神栖で過ごす、仲間たちとの二拠点生活(デュアルライフ)

1.二拠点生活とは?

ここ数年、ライフスタイルの新しい選択肢として定着した「二拠点生活(デュアルライフ)」
※生活拠点を2つ持ち、都市と地方など異なる環境を使い分ける暮らし方のこと

これまではシニア層のセカンドライフや、生活に余裕のある方だけのものというイメージがあったかもしれません。

しかし今、その波は若い世代、「大学生」の間にも広がっているようです。
普段は、ビル群に囲まれながらどこか息が詰まるような日常を送る若者たち。そんな彼らが、なぜわざわざ移動時間をかけてまで、「ローカル(地域)」に通い詰めるのでしょうか?

今回は、普段は東京などの都会で過ごしながら週末や夏の間だけ神栖市で生活し、ライフセービング活動をしている大学生の方々にお話を伺いました。

 


 


左から:髙橋さん(神奈川出身)、瀧藤さん(東京出身)、吉本さん(東京出身)

 

Q.現在(平日や大学生活、休日)はどのような生活を送っていますか?

https://kamisusummit.com/wp-content/uploads/2026/07/takito_icon.webp
瀧藤さん

大学4年生で週1回しか授業がないため、平日はほぼ毎日、海・川・プールでライフセービングの練習をしています。そして土日は波崎海岸に来てまた練習、という1週間です。また、インストラクターとして小中学校での水辺の安全教育(着衣泳の授業など)にも携わっています。

https://kamisusummit.com/wp-content/uploads/2026/07/takahashi_icon.webp
髙橋さん

週2回大学に通っており、登校前の朝などに海や多摩川に行ったりしています。土日の波崎海岸での練習会を除き、平日も週3〜4日は練習、それ以外はアルバイトや大学の課題をこなしています。

https://kamisusummit.com/wp-content/uploads/2026/07/yoshimoto_icon.webp
吉本さん

海・川・プールで練習しています、現在は週2回塾講師のアルバイトをして、土日は部活で神栖に来ています。家族やアルバイト先の方が、ライフセービングの活動を応援してくれているため、両立できとてもありがたく思っています。

波崎サーフライフセービングクラブの皆さん

Q.週末に神栖市へ来て戻る二拠点生活を考え始めたきっかけや、「神栖市」を選んだ理由は何ですか?

https://kamisusummit.com/wp-content/uploads/2026/07/takito_icon.webp
瀧藤さん

きっかけはライフセービングの部活です。活動する場所は、江ノ島や湘南、鎌倉、銚子など、いくつかの選択肢から自分で選ぶことができるのですが、私はその中から神栖を選びました。神栖の海水浴場はファミリー層が多く、地元の中学生もたくさん遊びに来てくれます。それに、毎年のように足を運んでくださる常連のお客さんもいて、「人との繋がり」をすごく感じられる海なんです。そんなアットホームな雰囲気と、地域の温かさに強く惹かれたことが、神栖を選んだ一番の理由です。大学生ならではの集団・共同生活ができる点も魅力的で、海が広くて綺麗なことも理由の一つです。

https://kamisusummit.com/wp-content/uploads/2026/07/takahashi_icon.webp
髙橋さん

小さい頃からキャンプに行くことが多かったので、有名所の海辺よりも、穏やかでゆったりと時間が流れる「スローライフ」な雰囲気が自分の性格とマッチしてるなと思い神栖を選びました。監視活動となると1ヶ月以上住み込むことになるため、自分らしくいられる環境は結構大事なんじゃないかなと思います。

https://kamisusummit.com/wp-content/uploads/2026/07/yoshimoto_icon.webp
吉本さん

「究極のちょうどよさ」が理由です。実は伊豆と神栖とどちらにするか結構迷ったんですけど、伊豆はコンビニまで徒歩30〜40分かかるなど、ちょっと田舎すぎる側面があり、かといって神奈川県方面は自分の普段の生活環境とあまり変わらず新鮮味がない…と考えたときに、神栖が本当にちょうどよかったんです。ビルも混雑もないから程よい田舎感がありつつ、その上コンビニ、飲食店、スーパー、温泉施設など生活に必要なものがなんでも揃っている。ここで1ヶ月半暮らしたい!と思い神栖に決めました。

Q.都内と神栖を行ったり来たりで、大変ではないですか?

https://kamisusummit.com/wp-content/uploads/2026/07/takito_icon.webp
瀧藤さん

夏の間は、東京駅から出ている高速バス(かしま号)で神栖市の高速バス停留所まで来て、そこへ車で迎えにきてもらったりしています。車で来る時は、みんなで1台の車に乗り合って来ています。

https://kamisusummit.com/wp-content/uploads/2026/07/takahashi_icon.webp
髙橋さん

車だと片道2時間半くらいかかるので「遠いな」と思う時もありますけど、乗るメンバーが毎週変わるから2時間半の間にいろいろな人とたくさんコミュニケーションが取れるので、最近はむしろ楽しい移動時間になっています。

https://kamisusummit.com/wp-content/uploads/2026/07/takito_icon.webp
瀧藤さん

そうそう、電車やバスで1時間ちょっとだと少し物足りないけど、2時間半ってちょうどいいんですよ。3〜4時間になると話すのも疲れてきちゃうけど、「そろそろ着くね、もうちょっと話したいな」くらいの時間で到着するので、本当に“ちょうどいい”距離感です。

Q.二拠点生活される際の初期費用や毎月のランニングコストはどのくらいかかっていますか?

https://kamisusummit.com/wp-content/uploads/2026/07/takito_icon.webp
瀧藤さん

拠点となる一軒家を格安で借りてシェアしているため、初期費用はほぼ不要、毎月の宿代も1人1,500円と格安です。水道光熱費は「クラブ費」から年間一括払い、食費はその日の滞在メンバーで割っています。支出の中で一番大きいのは交通費(月約7,500円)ですね。


食事は自炊や外食など様々

神栖市では移住定住、二拠点生活にも利用できる空き家バンクをご用意しています。
詳しくは下記リンクをご覧ください。
https://kamisusummit.com/wp-content/uploads/2026/07/yoshimoto_icon.webp
吉本さん

トータルすると、月に大体1万5,000円から2万円の間で生活できています。

Q.移動手段やネット環境など、生活環境で苦労した点はありますか?

https://kamisusummit.com/wp-content/uploads/2026/07/takahashi_icon.webp
髙橋さん

移動は車があればスーパーもすぐ行けますし、必要なものは基本何でも揃っているので、生活環境での苦労はあんまりないですね。 強いて言えば……娯楽施設が少ないねってみんなで悩んだくらいです(笑)。

Q.現地(神栖・波崎)でお気に入りの場所はありますか?

https://kamisusummit.com/wp-content/uploads/2026/07/takito_icon.webp
瀧藤さん

波崎地区にある、台湾料理屋さんは、みんな大好きです。毎週日曜日の夜に行くので、その日だけお店も店員さんを増やしているようです(笑)。他にもいろいろなご飯屋さんに行きます。

https://kamisusummit.com/wp-content/uploads/2026/07/takahashi_icon.webp
髙橋さん

この前、休日にみんなで行った日川浜海岸の近くにある「1000人画廊」も楽しかったです。

https://kamisusummit.com/wp-content/uploads/2026/07/yoshimoto_icon.webp
吉本さん

週末やお休みの日は波崎の温水プールや、温浴施設のお風呂に入りに行くんです。そうすると、地元の常連のおじいちゃんたちが僕たちの顔を覚えてくれて「毎週この時間に来てるな」って待っていてくれて、そこでおしゃべりしたり交流できることがすごく嬉しいです。

Q.二拠点生活を始めてみて、想定外だったことはありますか?

https://kamisusummit.com/wp-content/uploads/2026/07/takahashi_icon.webp
髙橋さん

うーん、あんまりないですね。

https://kamisusummit.com/wp-content/uploads/2026/07/yoshimoto_icon.webp
吉本さん

距離的にも2時間以内で移動ができて、急な用事ができてもすぐに帰れます。「想定外に困ったこと」は本当に思い浮かばないくらい神栖は二拠点生活がしやすい街なんだと思います。

Q.二拠点生活をしていて良かったと思える瞬間はどんなときですか?

https://kamisusummit.com/wp-content/uploads/2026/07/yoshimoto_icon.webp
吉本さん

東京での暮らしと神栖での暮らしを比べることで、自分の生活を客観的に見られるようになりました。東京にずっといると、満員電車やビル群に囲まれて、息が詰まるような生活になりがちです。でも、一度神栖で過ごしてから東京に帰ると、「あ、東京の街って意外と狭いな」とか、一つの価値観に縛られずに物事を見られるようになりました。あと、実家で親がやってくれていた家事のありがたみも、自炊生活を通して身に沁みて分かりました(笑)。

https://kamisusummit.com/wp-content/uploads/2026/07/takahashi_icon.webp
髙橋さん

僕も似ているんですけど、世界が広がりましたね。「世の中にはこういう穏やかな暮らしができる場所もあるんだ」と知ることができたことは、人生においてすごく大事な経験だと感じています。大学生活のなかで、神栖という「第二の故郷」ができたことが本当に良かったです。

https://kamisusummit.com/wp-content/uploads/2026/07/takito_icon.webp
瀧藤さん

夏の間はずっと住み込んでいるので、もう勝手に「第二の実家」みたいな感覚です(笑)。神栖の方々が温かく受け入れてくださるのもそうですし、私たちが地元の小中学校に安全教育で行った時に知り合った子どもたちが、夏に海へ遊びに来てくれて繋がりができるのがすごく嬉しいです。二拠点生活をしていなければ、出会えなかった人たちと深く繋がれたことが何よりの財産です。

https://kamisusummit.com/wp-content/uploads/2026/07/takahashi_icon.webp
髙橋さん

都会だと、スマホばかり見て下を向きがちです。でも神栖に来ると、高い建物がない広い空と海があって、練習終わりや監視活動が終わった後に、夕日が斜めに落ちていく綺麗な景色を見て素直に「あぁ、綺麗だな」って心から感動できるんです。前を向いて、広い景色を見られるようになった瞬間、二拠点生活をしていて本当に良かったなと思います。

Q.波崎で二拠点生活する上で、もう少しこうだったらいいな、という要望はありますか?

https://kamisusummit.com/wp-content/uploads/2026/07/takahashi_icon.webp
髙橋さん

海水浴場を監視する立場として、もっと「日川浜海岸や波崎海岸の認知度」が上がってほしいという悔しさはあります。すごくいい海だし、都心からも近いのに、ちょっと認知度が低いかな。 神栖の魅力をアピールするために海だけじゃなくて、若者やファミリーが休日を楽しめるような飲食店や、アクティビティ(レジャー施設)がもう少し増えたらいいなと思います。

Q.最後に、これから二拠点生活を目指す人へ、先輩としてアドバイスをお願いします。

https://kamisusummit.com/wp-content/uploads/2026/07/yoshimoto_icon.webp
吉本さん

一言で言うなら、「住めば都」です(笑)。

https://kamisusummit.com/wp-content/uploads/2026/07/takahashi_icon.webp
髙橋さん

そうですね、僕がそうだったように「勢い」で一歩を踏み出してみるのも大事だと思います。僕は神奈川からこちらに来る時に少し勇気がいりましたが、一歩踏み出したことを全く後悔していないし、最高のきっかけになりました。神栖は本当に「ちょうどいいところ」なので、全力でおすすめできます!

 

神栖市では、気軽に二拠点生活を体験できる「お試し住宅」を運営しています。
場所は、波崎地内にあり最長7泊8日間利用できます。

最近の記事

  • 関連記事
  • おすすめ記事
  • 特集記事
PAGE TOP