神栖市の食材の魅力を子ども達に伝える
神栖市は農業や漁業も盛んで、日本一の出荷量を誇る「ピーマン」をはじめ、豊富な農作物や水産物があります。2020年からは市内でとれた食材や市内で加工された食材を使用した学校給食を提供する「まるごとかみすの日」を1月、6月、11月に設け、子ども達に地元の食材の魅力を知ってもらう機会づくりをしています。
また、神栖市の学校給食のごはんには、神栖市産「特別栽培農産物」のお米が使用されています。「特別栽培農産物」とは、栽培時の農薬などの使用回数が、その地域で通常使用されている回数の半分以下であるなどの基準を満たして生産された農産物のことをいいます。
●2023年11月の「まるごとかみすの日」
・サバのみそ煮…神栖市はサバの漁獲量が日本有数
・もやしとピーマンのサラダ…ピーマンは神栖市の特産品
・こむぎ豚入りかきたま汁…神栖市のブランド豚「こむぎ豚」を使用
・ごはん…神栖市産特別栽培米「コシヒカリ」を使用
・牛乳
●2024年1月の「まるごとかみすの日」
・神栖メンチ(ソース)…神栖市地域特産品にも認定されているピーマン入りメンチ
・キャベツとピーマンのサラダ
・イワシのつみれ汁…神栖市はイワシの漁獲量も日本有数
・ごはん
・牛乳
●2024年6月の「まるごとかみすの日」
・アジのみりん干し焼き…波崎地域では昔からみりん干しなどの水産加工が盛ん
・キャベツと赤ピーマンのサラダ
・こむぎ豚の豚汁
・ごはん
・牛乳
また、2023年12月にはJAなめがたしおさい様から無償でご提供いただいた神栖市産の米とピーマン、鹿行地域で収穫されたチンゲンサイと長ねぎを使った学校給食を提供しました。子ども達は、「ピーマンができるまで」の動画でピーマンについて学びながら学校給食をいただきました。
●2023年12月の「地産地消」献立
・ホイコーローとプレーンオムレツ…神栖市産の「ピーマン」を使用
・チンゲンサイの水餃子スープ…鹿行地域産の「チンゲンサイ」と「長ねぎ」を使用
・ごはん…神栖市産の「お米」を使用
・牛乳…茨城県内の乳製品メーカーの「牛乳」
「地産地消」の学校給食を提供するメリット
地域で生産された食材を、その地域内で消費する「地産地消」の学校給食には、たくさんのメリットがあります。
・新鮮な食材を提供できる…地元の食材は採れたてで新鮮
・安心・安全な食材を提供できる…身近な生産者がつくる食材なので安心・安全
・環境に優しく SDGs に貢献できる…輸送距離が短く CO2 などの温室効果ガスの排出量を抑えられる
・地元の食材の魅力を子ども達に伝えることができる…地域の食文化や特産物への理解が深まる
・地域産業や地域企業の活性化につながる…地域経済全体の活性化につながる
また、神栖市では、学校給食を通して世界や日本各地の食文化に触れる機会をつくるため、世界の料理や都道府県ごとの郷土料理なども提供しています。前編では、世界や日本各地の料理をテーマにしたおいしい給食を紹介しています。併せてご覧ください。